皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

更に1週待たされて迎えた第一期最終回ですが、今回もとても面白かったですよね!

そしていつもなら私の見ているU-NEXTですと、1時間後に更新されるのでほぼリアタイと同じ環境だったのですが、今回は祝日を挟むせいなのか何なのか、1日遅れでの視聴となりました。
近年まれにみる長い1日となりました、はい。

そして、やはりガンダム(意味深)してきましたね。
さて、第一期最後となりましたが、今回も書きたいことを存分に書いていきます。

そんな感じでお暇なアニメ好き、ガンダム好きの方はどうぞです。

※注意
本記事はネタバレ要素やそれに基づく私の予想を含みます。
また私は他のところで情報を得てませんので、あくまで私個人の妄想という事で聞き流してください。

今回のツボ!ここが好き!水星の魔女



今回も面白かったですよね!
その中で気になるところをピックアップしてご紹介です。

公式サイトはこちらです。

あくまで私個人の感想なのですが、何か新たな視点を得て頂ければ嬉しいです。

ボブ……お前、無茶しやがって その2

もう、水星の魔女を楽しんでいる皆様は、グエル君、もといボブの行く末が気になるでしょう。
私も、今回はどうなるんだ!? と、気になっておりましたが今回も、勇者(暗黒面)っぷりを発揮してましたね。
ボブの滑落っぷりが本当に辛い。
これ真のヒロイン(あえてこう書く)は、ボブ、君で決まりだ!(何が

そしてグエルパパは、最後までグエルの事を心配して逝きましたね。
まぁ、割と小物なヒール役なので良い逝き方はしない思っていましたが、ここまで酷いやられ方するとは。

焼きもろこしの時といい、この脚本、やるときは躊躇ないのが凄い。

何にせよこれはボブの2期での活躍が楽しみです。

トマトが話題(目反らし

視聴を終えて改めてタイムラインを追ったのですが、トマトが多かったんですよね。
あの場面があまりに壮絶すぎて嫌な人もいると思うので言及は避けますが、私はそう来たかーと言う感じです。
どうにせよスレッタの正体がバレるような展開になると思ったのですが、精神的な方で表現してきましたね。

そして一つ私の中で謎が解けました。
ミオリネが母から受け継ぎ慈しんできた野菜がなぜトマトだったのかと、不思議だったんです。
ココにつながるのか……恐ろしいスタッフだよ、本当に、と思いました。

ちなみにミオリネにとって象徴的なトマトですが、今回で一気にイメージが反転したと思います。
ですが、この作品の傾向を踏まえれば最後は良いイメージで反転させてくるはずです。

どうつなげてくるか、第二期が今から楽しみですね!

※注意

さて、今回は私の妄想力がさく裂してかなり先の事を勝手に語ってます。
あまり影響を受けたくない人は回れ右推奨ですよ!
上等だ、ゴルァ!という方はそのままお進み下さいませ。
















勝手な総括①:それぞれの親子像 その結末

もう何というか、この親子像に関しては前回までの記事で語った通りの結果となりました。
やっぱり基本的に割と子煩悩な親が多いという印象です。

① デリングとミオリネ

とりあえず、現時点ではまだデリングが生き延びてる!(ほぼ瀕死)
と言う所で、個人的には安心しております。

まぁ、2期のスタートでどうなっているのかが非常に気になりますね。
彼は生き延びてミオリネを支えることができるのか!?
この展開だと生き延びて過去(プロローグから今までの彼の心境の変化)を語る役を背負う気がしてます。

そして2人のやり取りに正に私が当初から予想していた通りの場面が盛り込まれてました。

第7話感想からの引用です
これ絶対に、中盤位で
ミオミオの事をデリングが庇って散った後、「なんだよ!ふざけんなよ!?」ってミオミオが父親の愛を遅まきながらに知るパターンだろ、とかすら思ってますので、是非、この常識的な(?)概念を原作ではぶち壊してほしいです。
尊い……本当にご馳走様でした(何
ちなみに、本編でミオミオは「ふざけんな!勝手に死んでんじゃないわよ!」と叫びました。
スタッフの皆様、本当にご馳走様です(だから何

いや、ガンダム的にはそうなるっしょ、そうならないとおかしいでしょ!って思ってたんで、来るかなー来るかなーと正座待機する日々が続きましたが、第一期ラストにちゃんとやってくれましたね。

しかもちゃんと生きてる! 今の段階で、ですが。
もう、この親子の行先がどうなるか本当に気になるのです。

② プロスペラママンとスレッタ

毎度ながらの悪役ムーブを綺麗に演じているプロスペラママンですが、今回も素晴かったですね。
一見するとスレッタを励ましているように見えつつ、実は操っているんじゃないかと疑わせるこの絶妙な演出が本当に凄い。

特に声優さんの演技が素晴らしい!
気になったのでどなたが演じているのかと調べたら「能登麻美子」さんと言う方のようですね。
お名前は聞き覚えがある気がするんですが、私がドはまりした作品群には縁のない様子。はて?
何にせよ大御所様なので、あの深みのある演技もさもありなん。

ちなみに「プロスペラママンは悪人なのか?」と言う疑いをもたれている方も多いと思うのですが、私は現時点では「そうではない」と思っています。

ただ一般的な倫理観を持っている母親では無い事は間違いないです。
恐らく私達の一般倫理の範疇に収まらないところにいる感じかなと。

例えば、人殺しに躊躇が無いとか私達の普通ではあり得ない話なのですが、あの世界的においてはそうでもない可能性が高いです。

それは現状の立ち位置や過去の振る舞いから想像できますね。

これは後でも触れますが、私達の倫理観は平和であるという前提の上で成り立つものなので、戦いが日常化しているあちらの世界においては、むしろプロスペラママンの方が普通と言う可能性があります。

また、今回でかなり強烈に表現されておりましたのが、スレッタの幼児性です。

今までスレッタを年頃の可愛い女の子と言う視点で見ていた視聴者の皆様には、特に強烈な表現だったでしょうから、まさにご愁傷様と言う感じな展開なのですが…私の記事を今まで読んで下さっている皆様は、多分、納得がいくのではないでしょうか?

巷では「スレッタがヤバい」と言う話も目にしますが、私からするとそうは思えません。
むしろ、あれは彼女の立ち位置にしたら、なるべくしてなっている真っ当な状態とすら思います。

何故なら、以前の記事に書きました通り、私はスレッタは生まれて間もない存在だと思っていますから。
つまり、先ほどにも書いた通り中身の情緒は幼児そのものなんですよね。
知識だけは高校生レベルであるけど、中身は幼児です。
どっかの名探偵の逆バージョンですな。

私は種の保存競争からドロップアウトした人類ではありますが、子供たちの事は間近で見る機会が数多くありました。
そんな私からすると、子供たちは実に素直であり、柔軟であり、そして残酷な思考を持っています。

子供たちが笑いながらアリを踏み潰すなど、多くの方が見たり経験したのでは無いでしょうか?
倫理感を覚える前の子供は得てしてそういう存在です。

それでもスレッタは今回の話で、殺すことを恐れ、死を恐れました。
それをプロスペラママンは、進めば二つと言う言葉で、乗り越えさせました。
確かに、私達の感覚からすれば異常に見えますが、あの世界観、プロスペラママンの立ち位置、そしてスレッタと言う存在を考えると、最後のトマトになるのは、ある意味必然です。
大事な人であるミオリネを助ける為に、彼女は当たり前のことをしただけと言う認識でしょう。

だってスレッタはとても素直な子なのですから。
何も知らないスレッタさんと言うネタになる位に真っすぐな子なので、お母さんの言う通り、殺すことを乗り越え忌避しなくなりました。

さて、では翻ってそんな事をさせたプロスペラママンは、悪人なのか?と言う問いに再度答えますが、やはり答えは否であります。

プロスペラママンには、彼女なりの信念があります。
彼女は戦って生き延びてきた人だというのは、今回の話からも容易に想像がつきますね。
戦わないと生きていけない世界なら、他人を殺してでも娘に生き残って欲しいだけだと思います。
戦う力を与え、そして愛する娘たちを守るために自分も戦っている。

そういう母の像がプロスペラと言う事なのでしょうね。
始まりからしてルブリス一機で漂流から始まってる訳ですから。

あー、ただあの後、落ち着いたら、
「スレッタ、今度はもう少し綺麗にお片付けしましょうね」
「はーい」
なんて会話があるかも。
いやぁ、それはそれで怖いですね!

③ ヴィムとグエル

今回一番悲惨だった親子達……本当にボブを応援したい。
父親殺しとなってしまったグエル君でしたが、やはりヴィムも親でしたね。

死ぬ間際になってすら、文句を言うでもなくグエルが元気でいたことを安心するとか、本当に普通に良い親だと思います。
やはりやり方はアレでしたし、小物臭が半端なかったですが、グエル君を愛する一人の父親でした
可哀想な散り方でしたが、個人的にはちょっと安心しました。

一方で自分の手で父親を殺めて闇落ちしそうなグエル君ですが、どうなる事やら。
水星の魔女の影のヒロインなので、ここからどうなって行くか本当に目が離せませんね。

勝手な総括②:ずっと付きまとう気持ち悪さ それは地球

恐らく第二期でキーとなるのは地球の存在です。
と言いますのも、私、ずっと気持ち悪いと思っていたんです。

何で地球の状況が隠されたままなんだろうか?

勿論、スレッタ達の部隊が宇宙にあるからと言うのもあるのでしょうが、にしても接点が希薄すぎます。
情報すらほとんど出てこない。

第10話でようやくチラッとだけ地球の状況が出てきましたが、まさかの廃墟。
確かに宇宙に出ているという話になっていましたが、なぜそうなっているのかは、しっかりとした説明が無いんですよね。

表面上は企業が独占したことによる格差でこうなっている、という事になってます。
ですが、冷静に考えて欲しいのですが、私達の一般的な感覚で捉えるなら……
宇宙で開発するのと同時に地球も開発すると思いませんか?

しかし、何故か自然豊かなまま放置されているような様子が描写されております。
このちぐはぐ感は何でしょうか?

これを説明するには、私は一つしか思いつきません。
つまり何らかの理由で地球は人の住める場所ではなくなったという事です。

恐らく過去の大戦の結果だとは思うのですが、具体的にどういう事があったかはわかりません。
ただ、これを裏付けるように今回の話でノレアが「地球を汚して逃げたスペーシアンがどの口」と言っています。

またそもそもの発端であるGANDフォーマットの開発の動機も、恐らくここに絡んでくると思われます。
これは現段階では情報が無いのであくまで推測でしかないのですが、放射能汚染の様なものが宇宙・地球両方で起こっていることで人類がゆっくりと死滅して行っているという現状がありそうだというものです。

地球では、放射線汚染によってアーシアンの出生率や生存率が著しく低下している可能性が高いです。
一方でスペーシアン側でも宇宙放射線により、長期の被爆を避けられず身体機能の一部、もしくは全部が損なわれる事態が発生していると推測できます。
その為、GANDに類する身体代替機能が必要になっていると私は考えております。

その身体代替技術の肝であるパーメットは重要な物資であり、その確保が急務であると同時に、その利権を握っていると思われるベネリットグループが世界を支配する構造になっているのでは私は推察しております。

ちなみにパーメットの出所もめっちゃ怪しい

ちなみに、パーメットも実は秘密があるんじゃないかと私はにらんでます。
過去は水星で発掘されており、現在は月で発掘されているとの事なのですが……おかしいと思いませんか?

※以下公式からの引用です
パーメット

太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素。個々のパーメット間で情報を共有する性質があり、パーメットを素材や推進剤などに混合させ制御することで様々な技術が開発される。パーメットを人体に流入させる身体機能拡張技術は宇宙に進出する基盤と考えられている。
太陽系内に遍在する鉱物から発見されたというのが公式の説明なのですが、その説明だと発見されただけで、どこから採掘しているかはわかりません。

私はGANDの特性から逆算して、パーメット粒子の確保にはある条件が必要なのではと妄想してます。

① 太陽光、もしくは太陽風などが受けられる場所
② 重力の小さい衛星レベルの星であること
③ パーメット粒子はパーメット粒子同士呼びあうのではないか?

月・水星の半径は以下の通り。

水星:2,439.7
月 :1,737.1

割と近い大きさですし、太陽からも近いです。
水星と月の間に金星があるので、もしどこでもパーメット粒子が取れるなら金星や地球でも取っているはずです。
しかしその情報は無い事から、金星では大きすぎる(6,051.8)のではと考えてます。
同様に地球も金星と同じくらい(6,371.0)なのでダメなようです。

更に火星以降は、遠すぎるのかダメなようですし、そうすると太陽との位置関係も重要であると考えました。

また最初は水星で発掘していて後に廃棄されたことから考えると、最初は月ではあまり採れなかったと考える方が自然です。
水星にあるのがわかっているのに月にあるのが分からないはずは無いです。
なので、順番が逆であると私は推察しています。

つまり水星である程度の量が確保できたか、確保する技術が確立したため、より安全な月で採取しているという論理です。

では、なんで月で採取できるようになったのでしょうか?
ここでGAND技術が応用されているのでは?と思っております。

パーメット粒子は、情報を共有する特性があるそうです。
ならばパーメット粒子同士をお互いに引き寄せる情報を与えられれば、勝手に結晶ができていくのでは?と考えました。

そして、その情報を与えるには意志が必要です。
なので、月にはGANDに取り込まれた人の集積体があるんじゃないかと私は思っています。
パーメット粒子を引き寄せるためのGAND。そういうものがあるんじゃなかろうかと。

人間ならそれ位の禁忌をさくっとやりそうですし、どうでしょうかね?

あくまで妄想ではありますが、この先の世界の闇を考えるとワクワクしますね!(手遅れ)

実はめちゃくちゃ怪しい地球寮の皆

学園生活での青春! それは地球寮の皆がいなければ成しえない尊いものでした。
ですが、実は細かく見ると、割とこの子達も、曲者ぞろいです。

ニカ姉がシャディクやフォルドの夜明け達と関係があるのは既に周知の事実ですが、それ以外の子達も割ときな臭いです。

例えばその辺りが詰まった第8話を見てみると、ニット帽(?)が素敵なヌーノ君とか、一人だけ兵器転用にナチュラルに理解を示してみたり、逆に他の子達は戦争孤児のためかそれを強く忌避しています。

いつもおどおどしている寮長のマルタン君は、逆にベネリットグループを極端に恐れています。
そして12話で、ニカ姉の秘密に迫りましたね。どうなるんでしょうか?
不穏な感じしかないのですが。

ヌーノ君と喧嘩した際、お坊ちゃまと揶揄されたオジェロ君は、8話のガンド医療の話が出たときに意味深なカットが流れてます。
そして、ミオリネが「文句ある?」と言った後に、思わず皆が視線をかわした相手。

それぞれが意味深であります。
個々の関係性を表していると思われますので、今後の展開の参考になると思ってます。

どうなって行くのかは未知数! でも楽しみ!

勝手に色々と妄想を語りましたが、どうなって行くのか気になりますね!
先回りして楽しむ私のようなタイプの人もいれば、素直に感じたまま楽しむ人も多いと思います。

ただ、この作り方は2週目がより楽しくなると思うので、どんな形であっても楽しんでいきたいですね!
2期が始まる前までに、もう一度1期を見返してみると、新たな発見も多そうです。

今回の1期ではやはりOP・ED共にとてもメッセージ性が高いものとなっております。

祝福は、スレッタとエアリアル(エリクト)の進む道を示唆していると感じております。
スレッタはエアリアルに見守られ、大人となっていく過程で自分の道を進むようになるはずです。
最後は、一人の大人として自分の足で歩んでいくスレッタの姿が描かれておりますね。

恐らく、最後はここに戻ってくる歌になっていると思うので、今後の展開に期待ですね。

対して何度でも言いますが、親子の絆を表すのはやはりこの曲!

こちらはとてもパワフルで力強い歌となっておりますね。
私は、大人たちが子供に送る歌だと思っていますし「デリング→ミオリネ」と言う構図に加え「プロスペラ→スレッタ」と言う意味合いもありそうですね。

何にせよ第二期は、新しいOP・EDになるでしょうが、そちらもメッセージ性の高いものになると思われますので、そちらも期待して4月を待ちたいですね。

この1期は本当に毎回素晴らしい展開運びで、久々に次の話が待ち遠しい日々を過ごしました。
第二期も楽しみにしております。

スタッフの皆様方も、また大変だろうと思いますが、無事に走り切って欲しいです。
応援しておりますよ!

今回の記事は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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