皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

今回は、先日、成り行きで参加することになった講演について、ご紹介したいと思います。
本当は、チョロっとツイッターに呟いて終わるつもりだったのですが、
蓋を開けてみたら、色々と面白いことになっていたので、記事にしてみました。

※注意

何せ素人が手探りで適当にやっとる園芸ですので、突っ込み所が満載かと思います。
改善案や、叱咤激励がありましたら、お手柔らかにお願いいたします。

また、おっさんの生息する春庭(滅亡寸前)なので、お見苦しい写真が多いかと思います。
その辺りも、お目汚しになるかと思いますが、覚悟してお進み頂ければと思います。

前回の記事は以下の通りです。

花騎士団長のド素人園芸日誌【1】
花騎士団長のド素人園芸日誌【2】
花騎士団長のド素人園芸日誌【3】
花騎士団長のド素人園芸日誌【4】
花騎士団長のド素人園芸日誌【5】

新たに入団した花騎士(リアル)

2019-05-12-13-31-00
今回は、新しく蔓性の子をお迎えしました。
それはなぜかと言いますと、以下のような出会いがあったからなのです。

お迎え理由 それは一つのツイートから

前回の記事でも取り上げました、渋谷区ふれあい植物センターさんのツイート。
こちらのツイートを拝見した所、何やら悲惨なことになっているようでして。

このツイートを見た時は、リツイートして少しでも貢献できれば位の気持ちでした。
しかし、行こうと思えば行ける場所ですし、先日もシクラメンちゃんを頂いたばかり。
そして、講演の内容も、蔓(つる)性植物のお話で、丁度、ゴーヤちゃんの育て方にも活かせそう。

そうであればと、フラッとお邪魔して予約をしてきました。

「涙が出そうです、ありがとうございます!」と、めっちゃ感謝されてしまい……
そして聞けば、私の時点で申込人数が4人と言う、悲惨な状況でして、
おおぅ、だ、大丈夫だろうか? と、内心ちょっと心配になりつつも、
まぁ、人数少ない方が気楽に参加できるかなーくらいのノリで申し込みしました。

その夜のこと。

何気なく件のツイートを見たら、何か件のツイートがバズってまして(ぉ
と言う感じで、すごい勢いで満席になったらしいです。
改めてツイッターの拡散力に慄く私。って言うか、きっとスタッフさんが一番驚いてそう。

良かったーと一安心しつつ、当日どうなるんだろうか? と、逆の意味で不安に。
そんな感じで、ちょっとドキドキしつつ当日、お時間10分前くらいにお邪魔しました。

参加費は、500円+入園料100円

いやいや、これで育成キットと苗2つをお迎えできる上に、
育て方まで教えていただけるとは、なんてお得!!

そうして、講座の行われる会場へと足を踏み入れて、私は愕然としました。

何故か席には見目麗しい淑女様方ばかり。

あれ、おかしい。私の予想では、おっさんやおじいちゃん……下手したら
団長様と思われる様なおっさんが大挙している光景を想像していたのですが、あるぇ?
特に、ここは渋谷。渋谷と言えば、お花運営の本拠地!
となれば、近隣の団長が大挙して押し寄せてもおかしく無いでしょう!?(ありません)

そんな淑女の皆様が既に席に着く中、くたびれたおっさんが、動揺しつつ着席しました。

そして肌に刺さる圧倒的なアウェー感!!!

内心だけでなく普通に汗をかきながら、講演の開始を待ちます。
くそぅ、こちとら女性と縁のない生活してる、くたびれたおっさんだぞ!

幼女や女生徒(中学生以下)となら職業柄普通に話せるが、
綺麗な女性たちと談笑するスキルなんぞ欠片も持ち合わせておらんわ!(駄目人間

いや、本当になんかすまん。おっさんがすまん(ぉ

講演は凄く面白かった上に興味深い情報ばかり!

そんな嫌な汗をかいていた私ですが、講演が始まったら緊張はすぐに吹き飛びました。
いやはや何せ、園長さんが本当に凄い方でして(色んな意味で)

講演してくださったのは、園長さんである宮内さんです。

この方の語りがまた、本当に面白くてですね。どこぞの芸人かっていう。
ある意味この方のネタの披露会的な側面もあって、とても楽しい時間でした。
まぁ、裏を返せば、それだけ考え抜いて講演を準備して下さっていたんですよね。
そんな素敵な講座を開いて頂いて、スタッフの皆さんには感謝なのです。

そんな全力全開の園長さんがして下さった講演は、もちろん、楽しいだけでなく
私としては、本当にためになる情報ばかりでした。
そんな内容のうち、私の心に残ったものを少しご紹介したいと思います。

◯ 園芸の基本「植物を看てあげること」

まず、水やりについて。基本、乾いたらタップリは、常識ですが、これが本当に難しい。
いや、そもそも乾いているかどうかを見極めるのが難しいんですよ。
未だに土に触ってもめっちゃ湿っているのは流石に分かりますが、乾いている状態がいまいちわからぬ。
しっとりしてるかと思えば自分の指から出ている汗だったりとか(ぉ
鉢の重さで判断したりすることもありますが、鳥頭な私は、前の重さを覚えてなかったり(致命的

結局の所、花たちの状態を見て、何となくで判断するのですが、まぁ、これが良く外れるんです。

その為、これまで幾度となく花騎士達(リアル)を見送ることになりましたが、
その経験が少しは生きてきているようで、最近は見分けのつく子も出てきました。
何となく葉っぱの状態だったりで、判断できる子も増えてきたんですよね。

アジサイやクリスマスローズみたいに、水が切れたらすごい勢いでヘタる子は良いんですけど、
シクラメンちゃんみたいに、微妙な状態を保つような子は、本当に難しいです。

この事を、園長さんのお師匠さんがこう表現したそうです。

「植物を良く看てあげること」

中々に深いですよね。見るだけではだめで、看てあげるのが重要なのだと。
確かに、そういう感じに近いなーというのは、園芸をしてみて思っていました。

だって、私がお世話をやめたら、今の花騎士達(リアル)の多くは倒れてしまいますからね。
若干、そのまま生き延びそうな子もいますが。アロエちゃんとかアロエちゃんとか(ぉ

そして逆に、ちゃんと正しい方法で愛情をかけた分は、花騎士たちは返してくれてます。
特にそれを実感したのが、チモちゃんの件であったりするわけです。

いや、チモちゃん凄いよ。これからも元気でいて欲しい……。
問題は梅雨と夏なのですが、何とか越せるように、看てあげたいです。

◯ 蔓性植物を綺麗に育てるには摘心が大事

あー、やってなかったかも(無知

考えてみたら、うちの春庭のグリーンカーテンは、ゴーヤちゃん一本だったのですが、
基本的に種がすごい勢いで発芽していることもあって、毎年、苗をめっちゃ植えてました(ぉ
いやだって、発芽しちゃうんだもん。

ですが、本来は苗1本に栄養と水を集中させて、効率よく育てた方が良いに決まってます。
苗が多いと栄養を奪い合っちゃいますもんね。

ですけど、苗が1本だと、何も手入れをしないと、まーーーーっすぐに伸び続けるんです。
なので1本だけだと、本当に寂しい感じでネットの一部だけを覆うことになります。
これ、私は1年目の時にそうなりました。だから苗を増やしたっていうのもあるんですけど。

だからプランターなら、5本ぐらいいけるっしょーみたいなノリで、毎年めっちゃ植えてた(愚か

それでも毎年実をつけ、ちゃんと役目を果たしてくれていたから、ゴーヤちゃん凄いな。
しかし、それでは駄目だったらしい。今年の私は違うぞ!

ちゃんと園長さんの教えてくれた通り、新人の心を折る事(摘心)ができるよ!(今更

◯ 園長流 ずぼら植え付け術

この話は、目からウロコだった……なるほど、理にかなってる(のか?)

いえ、我が春庭はベランダなので、まぁ、そのまま種をまく訳にはいかんのですよ。
ですから当たり前ですが、土を買ってきて、鉢に植えます。

いや、何を当たり前の事を……と、いまお読みの方の殆どが考えていますよね。

ですけど、この園長さん凄いですよ。
凄く楽で画期的な方法をサラッと教えてくれました。

まず、当たり前ですが、これはグリーンカーテンを作る場合の話です。
そして、見た目を全く気にしない私のような団長様向けです。

①土を買ってきます。今回、土は大きなやつ(12L位)のやつです。
 あわせてその半分の量の赤玉土を用意します。(2つ作るなら同じ量)
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②土の袋の上部を真横にバッサリ行きます。

③土の半分をどかし、赤玉土を変わりに同量入れて袋の中で混ぜます。
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④土の入っている袋の下端を2箇所、ハサミで切ります。
 これは水を逃がすためのものなので、水さえ逃がせればどうでもいいっぽいです。
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⑤適当に苗を植え付けます。
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完成!!

どうよ、この見栄えも何もかも無視した、効率的な手法。私は感激しました。
勿論、植物を綺麗に飾りたい方や、育てるのが難しい品種の場合は駄目かもですが、
ひと夏のグリーンカーテンを作るだけなら、これは本当に画期的かと思います。

なんせわざわざ、プランターや鉢を用意して云々しなくて良いんですし。

素晴らしい! 何て素晴らしいんだ!(ダメ人間

そして、そんな楽しい講座もあっという間に終わり、
育成キットと苗を二つ頂いて帰ってきました。

本当に楽しい時間でした。
改めまして、園長の宮内さんを始め、スタッフの方々、
そして参加者の皆様、ありがとうございました。

しかし、最後にもう一度確認した所、男性の参加者の数の少なさよ。
しかも皆イケメンの若い方々。おっさん団長、どこにいったんだ、本当に(ぉ

そして、そんな感じで以下の子をお迎えした訳です。

うりずん(四角豆)

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園長さんがゴーヤは飽きた、と言う事から用意された子らしいです(ぉ

今年はゴーヤちゃんも、ちゅらうりちゃんもいるので、新しい子は嬉しい所。
まだ植え付けたばかりなので、どうなるかは不明ですが、
実が四角く、シャキシャキとした歯ごたえがとても良い物らしいので、
収穫も含めて楽しみに育てたいと思います。

アカザカズラ(雲南百薬・オカワカメ)

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園長さんにヤバい奴と言わしめる程、繁殖力が旺盛で丈夫な子らしいので
我が春庭の新しいグリーンカーテン候補として頑張ってくれるのではとお迎えしました。

何せもう昨日の時点で、室温が30度になると言う、絶望しかない状況です。
早くもクーラーが大活躍中。おかしい、5月ですよ?
ちなみに、今日は朝起きたら28度。気分は真夏です。
一刻も早く育ってもらい、日差しを遮り、蒸散作用によって我が春庭の温度を下げて頂きたい!

そんな期待の新人である子ですが、食用としても素晴らしいとの事。
葉っぱがとても栄養豊富で、繁殖力も高いので幾らでも取れるらしい。
そして、ムカゴと呼ばれる芋? 種? そんな何かも沢山取れる上に、そこからさらに
株を増やすことができるし、食べる事も出来るらしいので、色々な意味で何て美味しい子!
団長の食糧事情を改善してくれるかもしれないですね。

渋谷区ふれあい植物センターへおいでよ

そんな感じで、日本で一番小さい植物園へ、宜しければ一度足をお運びください。
アットホームな和やかな感じが、たまらんですよ?

渋谷植物ふれあいセンター


ちなみに、渋谷駅からだと、「渋谷ストリーム」を抜け、
「渋谷ブリッジ」を通って来ると、新しい渋谷が体験できて楽しいかも。

※渋谷文化さんHP

あと、先日の講座で余った苗が販売されているようです。
って言うか、私の前の予約者さん、全部キャンセル入ってたのか……一体何が。
その後どうやらオフ会も開催されたようで、良かった。本当に良かった!(←知らない人

いや、勿論、私は怪しい風体のおっさんだから、誰とも目も合さずに逃げるように帰りましたよ。
ですからそんな事が裏で起こっていたとは、知る由もありません。
ふっふっふ、伊達にオタクなおっさんやってないですからね。オタク舐めんな(ぉ
特に煌びやかな世界に生きる女性に対してのコミュ障ぶりは、もう折り紙付きですよ。
いや、本当に綺麗な方々ばかりでね、ほら、私の気持ちわかって頂けるでしょ?

けど、皆さん仲良くなったようで良かったなぁと、ツイートを見てほっこり中。

そんな綺麗な世界に異物を持ち込んだようで、内心、本当に申し訳なかったんですけど、
とりあえず一件落着な様で、本当に良かった。今度はひっそりとお邪魔したいと思います。

……そう言えば結局テンパってて、またシクラメンちゃんのお礼言えてない……今気が付いた(ぉ

例の如く古参の子達の様子

前回に沢山紹介してしまったので、今回は少しだけです。

ヘリオトロープ

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春にグリーンルーツさんの物産展でお迎えして以来、何とか頑張って生きてくれています。
ただ、少し葉っぱが黒くなって減っていっているのが凄く気になる所。

そんな中小さく花を付けようとしてくれているのが健気なのです。

何とか元気にしてあげたいのですが、原因が分からず困っています。
一応、窓越しに直射日光は当たらない明るくなる場所に移動してみたのですが、
あんまり芳しくない様でして……うーむ、光が強すぎる? それとも逆に弱すぎる?

水が足りないのかと思いましたが、思ったほど吸ってない印象。
熱い日が続いてますが、土の表面の湿り具合から察するに3日に1回位の頻度に落ち着いてます。

3月までLEDライトで四六時中あてていたのですが、
その時の方が元気だったような気がしないでもないんですよね。

温度の問題かもしれないんで、今は日中、外の日陰になる所に出す様にして様子見中です。
なんせ室温はクーラーを使わないと28度から下がらなくなってきましたので。
ああ、もうそんな季節……絶望しかありません。

今年は昨年よりも更に過酷な環境になりそうな予感がします。
我が春庭の花騎士達は生き残る事ができるのでしょうか?

カーネーション(バンビーノ)

Cf49TIZs
※5月12日 15時43分追記

そうだった。今日は母の日だった。
という訳で、実家の母に送っていたバンビーノちゃんが届いたとお知らせが!

「可愛いです、ありがとう!」との母の言。
とりあえず、気に入ってもらえた様で嬉しいです。

矢祭園芸さんの子は、どの子も凄い生命力にあふれていたので、
この子もその内実家に帰省した際に、見に行きたいですね。

もしかしたら、近場で投げ売りされてたり……しないか。はっはっは。
……明日探してみよう(ぉ

※5月12日 17:55 追記
そう言えば、こちらのバンビーノちゃんを扱っております
グリーンルーツさんがカーネーションの育て方を乗せてくれていたので、引用しておきます。
うちの母にも教えておかねば……(汗)

今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

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