皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

遂にじゃぶマイ6まで、1カ月を切りました。
元々、販促と言う実益とブログと言う趣味を兼ねた記事でしたが、
りねさんの花騎士マンパワーのお陰で、多くの方に読んで頂いております。

そこで、今回も調子に乗って制作秘話【3】をお届けしたいと思います。

これまでの花騎士マン制作秘話 シリーズ
花騎士マン 制作秘話【1】
花騎士マン 制作秘話【2】

花騎士マン 制作秘話【3】

FKG15
※注意

本作品に登場する人物は、リアルと著しく異なる脚色がされている場合がございます。
また、お話としての性質上、虚実織り交ぜながら作成しておりますので、ご了承ください。

【登場人物】

・泉絽 私の事です。基本的に私の主観で物語を見ていきます。
・りね 花騎士マンの生みの親です!
・すら 泉絽とは古くからの友人であり、シールコレクター界では大物らしい?

じゃぶマイの配置が決定しました!

今回、りねさんを中心(に無理矢理担ぎ上げた)TeamHKMですが、
記念すべきサークル初参加は、じゃぶマイ6となります。

詳しくは、こちらの記事に書いてありますが、
もう一度、簡単にじゃぶマイについておさらいしておきたいと思います。

〇 花騎士オンリーの同人誌即売会 それがじゃぶマイ!

じゃぶじゃぶマイドアリ(公式)

既に六回目を数える、この即売会ですが回を追うごとに、その規模が拡大している気がします。
今回、その末席に加えて頂けることになり、ありがたいやら恐ろしいやら……(本音

と言いますのもね、あれですよ。
今回、公式絵師さん達が何か多い(気がする)

ちなみに、公式のこちらでサークルリストと、会場配置図が確認できます。

ちょっと照らし合わせて見て頂ければと。
大手とか壁サークルと呼ばれているサークル様方が基本的には、公式絵師様ばかりなのです。
ぶっちゃければ、私からすればイの列は超大手さんな訳ですよ。

多くないですかねぇ!? しかも、お義父さま(麻の葉さん)もいらっしゃるし!?

ちなみに、私達、TeamHKM(チーム花騎士マン)は、何処かと言うと、

じー15,16

になります。

色々とね、もうね、私個人としては御免なさいって感じだったりするのですよ。

ぶっちゃけ、何にも考えずに申し込んでしまったので、実は今更色々と頭抱えて震えてたりしてます。
まず、作品がシール10種だけなのに、2スペース確保できてしまっている点。

きっと広い方が頒布するの楽だよねー 3人だし、じゃあ2スペースで!
とか、超軽いノリで申し込んだ過去の自分に鉄拳制裁したい。割と本気で。

ああああ、もしかして貴重なスペースを取ってしまったんでは!?
と、密かに後悔していますが、当日は多分、開き直ってます。はい

後は、そのスペースの問題なのか、大手さんのはす向かいになっていました。

おぅふ、超絶可愛いステラや、開花で化けたピラカンサの絵師さんである『さんた茉莉』さんや、
何と、あの大御所中の大御所(と勝手に私は思っている)『TAKTO』さんの島を望む場所ですよ。

きっと、壮絶な光景が拝めるに違いない……ドキドキ。
そして、運営委員会の皆さん、御免なさい。多分、うちのブースはそこまで人が来ないです。
いや、来ないと思う。きっと。多分。もちろん、来てくれたら嬉しいけど!

そして、その島を遠くに臨みつつ、3人でお茶でもすすりながら
「あー、凄いねぇ。これは……」とか「こちらは平和ですなぁ」とか、
完全に語彙力皆無の会話を繰り広げていると思います。

あ、ちなみに、りねさんとすらさんは、どっしり構えてる感じがありますね。
密かに狼狽えているのは、私だけだったりします。いや、だって、ねぇ!?(何が

特にりねさんは、場慣れしているので私とは違い、こう、歴戦の戦士の風格を感じます(言い過ぎ)

そんな感じで、色々と思う所はある訳ですが、当日は皆様、宜しくお願い致します。

〇 一般参加者の方へ 簡単な流れとか注意とか

私は、先の記事にも書いた通り、基本的に一般開放の後にしれっと参加するタイプの人間なので
あまり注意する事も何も無かったのですが……
もし仮に、大手さんを目指してガチで参加しようと思っている方は、注意が必要です。

ちなみに、一般参加者の方は、こちらの案内を熟読してから、楽しく参加しましょうね。

入場はリアルガチャ制

私は、そんなに早く行った事がないのですが、どうやら早く現地に行った場合は、
整理券なる物を抽選で引く形になる事が多いそうです。

例年通りなら、どこかの大規模即売会の様に、早いもの順ではなく、
あくまで抽選によって順番が決まる様です。

人によっては、どんなに早く行っても13時近くになる場合もあるそうですので、
その辺りはシステムをご理解の上、ご参加いただく事を強くお勧めいたします。

また、あまりにも早く現地に行く事は、当然ながら近隣の方だけでなく、準備会の方々にも
多大な迷惑をおかけする事になるので、指定された時間以前に現地に突貫するのはやめましょう
場合によっては、即売会の中止すらあり得ますので、マナーを守ってくれぐれも
立派な(?)紳士淑女としての対応を、心がけたいものですね。

・R18作品もあるから未成年の方は気をつけてね!

まぁ、基本的には熟成されたおっさん達が殆かと思いますが(超偏見)
間違って18歳ラインギリギリの学生様が参加される場合は、特に注意が必要ですので、
身分証明証は用意していくと良いかと。

また、未成年者の方は、基本的にR18ゾーンには近づかないように。
ルールとしては、閲覧もできませんので、それは気をつけて下さいね。

私は、エロとか別に年齢は関係ないとか思っちゃう人なのですが
世の中の決まりとしては、18歳未満の方には、エロいものは駄目って決まってますので。

まぁ、ぶっちゃけ、その障害を乗り越えて手に入れたエロ本は、超個人的な至高の逸品になるので
その辺りのロマンや意気込みは、よく分かる話です。
誰もが通る道でしょうから、私も、その意気や良しと称賛したいところではあります。

ですが、残念ながら現地でそれをしてしまうと、皆さんに多大な迷惑がかかります。
近くのコンビニや本屋でゲットするのとは、その影響レベルが全く違うわけです。

特に、未成年であることを大っぴらに吹聴しつつ、ゲットしたなどと大声で言おうものなら
準備委員会さん的にも、周りの紳士淑女的にも、おまわりさんーとならざるを得ません。
(過去一度、某大手即売会で、そういう香ばしい方をお見かけしました)

どうしても欲しければ素直に18歳以上の方に購入してもらったり、その他入手経路を使うなど、
絡め手を使うようにお願いします(駄目な大人


是非、ご自分のためにも、堅実な選択をお願いいたしますね!

とにかくルールを守って楽しい即売会を!

会場の雰囲気の関係もあって、ついついテンションが上がってしまう方もいらっしゃるかと思います。
ですが、皆さんで作り上げる場であるので、公序良俗に反するような行動は慎みましょう

分からないことがありましたら、お近くの準備会運営委員の方に声をかけて確認すると良いでしょう。

とにかく、折角のお祭りですので、皆さんで楽しんで行けると良いですね。
私も、現地で震えながら皆さんの楽しむ姿を拝見させていただきます!

花騎士マン 制作秘話【3】


 某市 JR △△線 〇〇駅

 私は、少し早足気味に、ホームを歩き改札へと向かっていた。

 右手には、少しだけ値の張る菓子折りの入った手提げ袋を持っている。
 そしてホームから地下へと潜るエスカレーターに足を置いた瞬間、私は、念のためにスマホを操作して現地到着の報を流した。

 りねさんにすらさんを無理矢理紹介したあのやりとりから、1カ月余り。

 ネット上でやり取りを続けた結果、私達3人はリアルで一度会う運びとなった。
 色々と理由はあるのだが、大きく分けて2つある。
 
 一つ目は、信頼関係の問題だ。
 やはり、共にシールを作るのであれば、まずは会って話しておきたいと思うのは、ある意味で当然だろう。
 どうしてもネット上の情報は限られるし、人柄も幾らでもねつ造できてしまう。
 実際に会ってみての雰囲気であったり、やり取りから伺い知れるものと言うのは、その人を知る上で重要な要素なのだ。
 
 何より、元々の話が、突拍子もない所から出ている訳で、やはりそういう意味でも、顔合わせと言う物は必要だとお互いが認識した結果、会う事になった経緯がある。

 二つ目は、シールの現物を確認できる場が欲しかったという事だ。
 今回、りねさんに花騎士マンというシールを作ってもらう事になる訳だが、りねさんの中にあるイメージや好みを言語化して伝えるのは、恐らく難しいだろう。
 やってやれない事は無いだろうが、それよりも、多種多様なシールの現物を見て、その中で近い物を判断して貰った方が、意思疎通がしやすいと言う事実があった。
 
 その様な、理由から私達は、とある駅の改札前で待ち合わせる事になったのだ。
 
 時間は12時45分。約束の時間は13時。少し余裕をもって到着できたようだ。
 一足早く到来した真夏のような気候の中、私は、改札を出て目的の人物を探す。

 ざっと見渡した感じでは、それらしい人物はいない様に思える。

 良かった。とりあえず、待たせなくて済んだかな?

 私は小さく息を吐くと、改札からも良く見える柱に身を預けた。
 とりあえず、りねさんは兎も角、すらさんは、まず間違いなく、時間より早く来ることは無い。
 もしかしたら、3分くらい前には来るかもしれないが、その位の時間感覚だ。
 
 だから、私が早めに来なければ、りねさんを長時間待たせることになってしまうのは目に見えていた。
 ちょっと菓子折りを買う時に手間取って、予定より1本遅い電車になってしまったのだが、どうやらその心配は杞憂に終わったので、良かったと胸を撫で下ろす。
 
 そんな気を抜いた私の肩を、弱々しく何かが叩いた。
 ふと振り返るが、誰も居ない。
 
 まさか、下か? ベタなオチを期待して視線を向けるも、誰も居ない。

 おや? と首を傾げた瞬間、私の視線に割り込む様に、何かが『飛んで』来た。

 思わず反射的に顔を庇ってしまう私。
 しかし、何かが飛び回る様子もなかった為、恐る恐る、その飛翔体へと目を向けた。

 そんな私の目に飛び込んで来たのは……ソフトボール大の謎生物が、手を振る様子だった。

 は?

 思考停止した私に、笑顔で手を振る謎生物。
 その生物は、桃色の長い髪を白い花の髪留めで止め、濃い赤い色のワンピースを着こんでいた。
 背には薄緑に透けた4枚の羽根を背負っているのだが、その羽は全く動いておらず、その癖何故かその体は宙に固定されている訳だ。
 軽く物理法則を無視している謎生物の姿を見て、真っ先に思いつく言葉と言えば、妖精であった。

 そんな馬鹿な。

 私は、自嘲気味に溜息を吐くと、手ぬぐいで額に浮いた汗をゆっくりと、丁寧にふき取る。
 そう。きっと、私は幻を見ているんだ。最近、ちょっとりねさんとのやり取りでテンションが高かったし、今日も初めて会うので、緊張していたから、そのせいだろう。

 全く、体調管理も出来ないとは、情けない。ははは。

 私は目を拭い、眉間を揉み、意図的に肩の力を抜く為、目を瞑って深呼吸をした。
 そして、ゆっくりと何かを期待する様に、目を開く。

 そんな私の目の前には、少し不安そうに私へと手を振る、妖精の姿。

 どういう、ことなの!?

 完全に思考停止に追い込まれた私だったが、
 
 「あれ? 泉絽くん、どうしたの?」

 私を呼ぶ声に振り向けば、そこにはいつの間に来たのか、すらさんの姿があった。

 「あ、もしかして、りねさんですか?」

 しかし、続けて彼の口から出た言葉に、またもや思考停止に追い込まれる私。
 
 え? はぃ? いや、だって? ねぇ??
 
 そんな私の状況などお構いなしに、りねさんと呼ばれた妖精は、嬉しそうに頷きながら、すらさんへと手を振った。
 
 「ああ、そうなんですか。ええ、そうです、こちらが泉絽くんです」

 そんな言葉を受けて、改めてりねさんと呼ばれた妖精が、ちょっと不安そうにしながら私に手を振る。

 「あ、はい。よろしくお願い、します?」

 釣られるように、会話の流れに乗ってそう口にした私の言葉を受けて、嬉しそうに頷く妖精、もとい、りねさん。
 
 「お待たせしてすいませんでした。じゃあ、行きましょうか」

 すらさんが口にすると、りねさんは、「おー」とでも言うように、その小さな拳を天に突き出し、応える。
 
 いや、待って、何で会話が成立してるの? って言うか、りねさんは妖精?
 あれ? おかしいな? ん? おかしいのは、もしかして私なのか?

 当たり前の様に歩き出す、いや、一人は飛んでる訳だが、ともかく、そんな二人に、私は首を傾げながらも着いて行くしかなかったのだった。

 
 それから、他愛もない会話を続けつつ、歩くこと数分。
 私達は、住宅地の中にひっそりと佇む、こじんまりとした工場のような場所へと到着した。

 「ちょっと待っててね、挨拶してくるから」

 すらさんは、そう言うと、まるで自宅のような気軽さで、ガラスの引き戸を開け、そのまま中へと消える。
 一応、頭では理解していたものの、その行動と状況、そして、先程のりねさんの姿を見るに、どこか今の状況が幻のように思えてきた。

 しかし、横を見れば、同じように興味深そうにその建屋を見つめる、りねさんの姿があった。
 もちろん、今なお、私の目から見れば謎な妖精なのであるが。

 そんな私の不躾な視線を感じたのか、りねさんがふと振り返り、首をかしげる。
 その行動に悪意も、害意も感じない。
 そんな姿を見て、とりあえず見かけはどうであれ、りねさんはりねさんだと、ここに来て漸く確信するに至った。

 チャットでお話した時のあの邪気の無さ。
 少しは私の事を疑ってもいいような物だったのだが、そんな素振りは一切なかった。
 場合によっては不安にすら思っても良さそうなのに、それを全く見せなかった。
 そう、私がTwitterと言う世界で見たりねさんは、ちょっとだけのんびりした雰囲気と、好きなものに頑張る素敵な絵師さんだった。
 
 なんだ、変わらないじゃないか。

 そう思うと同時に、見た目で判断してしまった自分が情けなかった。
 そうだな。ちょっと見た目が妖精なだけで、りねさんはりねさんだし。しっかりと、謝罪しよう。

 「あ、えっと、先程のことも含めて、すいません。ちょっと驚いてしまって、うまく声がかけられませんでした」

 私のそんな要領を得ない言葉にも、りねさんは、少し首を傾げながらも、うなずき返してくれる。
 気にしないでーとでも言うように、手を横にスライドさせるりねさんを見て、いい人だな、と心から思った。
 
 「おまたせ、入ってー」

 そんなやり取りを交わしていた私達に声がかかる。見ると、すらさんが先程の引き戸から姿を見せ、手招いていた。
 どうやら、準備が整ったらしい。

 私とりねさんは、一瞬お互いの顔を見合わせると、頷いて彼の元へと歩を進めた。
 そう、なんとこれからシール制作会社さんとの会議が始まるのだ。
 
 全ては、すらさんの熱意とこだわりが暴走した結果である。
 りねさんに、理想のシール像や作成について理解を深めてもらうため、プロの方に直接聞いてしまおうと言うのが、今回のお話。
 
 シール作りと言っても、実はその手法には色々と幅があるらしい。ちなみに、私には良くわからなかった。
 そんな作り方から、素材に至るまで熟知した上で、りねさんの理想とするシールを作成していく。
 確かに、理想としてはそうなのだが、実際はそんな情報、どこからどう手を付けていけば良いのか、わからないのが普通であろう。
 
 だがすらさんは、コレクターというその伝手をフルに活用し、シール作成会社の方から直接お話を聞き、シールの見本等も現地で見てもらうと言う荒業を、さらっと敢行した。

 改めて思う。この男……意味がわからん。

 扉をくぐると、すぐに奥で誰かと会話している彼の背中が見える。恐らくは、ここのスタッフの方だろう。
 その背中を見て感じることは一つ。どう考えても、ただのおっさんだ。
 私と同じ、何処にでもいるおっさんなのに、やっている事が普通じゃなかった。

 人は見かけによらないとは言うけれど、ね。

 隣で浮遊するりねさんを見て、私は改めてその言葉の重さを、理解するのだった。

(続く)

花騎士マン 最新情報

今回も、意味不明なお話をご覧いただきありがとうございます。
りねさん、妖精にしてみました。本人様からは色々と思うところがありそうでしたが、了承を頂いております。

さて、では、花騎士マンの最新情報をば。

現在、本印刷が終わり、現物が手元に届きました!!
やはり仮印刷とは違って、発色やその他修正の影響もあって、素晴らしい出来です(自画自賛

特に、りねさんが最後まで頑張って下さった、こだわりの部分が凄く良くて、
これはもう、早く皆さんの手元にお届けしたいと言う思いで一杯なのです。

そして、これはチェックしていて強く思うのですが……
同じシールなのに、一つとして同じ表情のものがないんですよね。

プリズム部分のカットの仕方や、印刷のコンディションによって
その光り方が、それぞれ違うんですよ。これは、実際に、多くの現物を比べてみないとわからなかったです。

その中で、特に良いなと思うものを中心に皆様にお届けできれば幸いです。
現在も仕分け作業も終了し、何事もなければ、次回制作秘話で皆さんに本シールの情報をお届けできるかと思います。

しばし、お時間を頂ければ嬉しいです。

では、今回の記事は以上になります。
お読み頂き、ありがとうございました。
 
FLOWER KNIGHT GIRL オンラインゲーム 
☆注意! リンク先は音が出ます!

『フラワーナイトガール』(C) DMMゲームズ