皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

世はまさに自粛ムード一色ですが、皆さんそろそろ我慢の限界なのか、外出する方が増えてきた印象があります。
外出自体は気を付ければ問題ないと思うのですが、スーパーでは列を作り、公園ではマスクなしで団欒する家族連れを見ると、第二波の襲来も近いなと、私は戦々恐々しております。

そんな状況なので、ウォークと買い物以外は家にいるのですが、そういう時に楽しめるコンテンツが欲しくなる時もあるかとも思うのですよね。

そこで、今回の記事では私がお勧めしたい小説について勝手に語りたいと思います。

「小説家になろう」からオススメの作品



私が今まで生き永らえたのは、半分はこのおかげと言っていいでしょう。
こういう時に、お金をかけず気軽に読めるのはコンテンツとしても優秀かと思います。

とは言え、前提条件がなろう系の小説を楽しむことのできる人に限られてしまいます。
なろう系は嫌いだという方は、飛ばしてくださいね。

人によっては、好き嫌いが別れるこの「小説家になろう」ですが、私は昔からずっと好きでお世話になっております。
なろう系と呼ばれる、一大ムーブメントを起こしているので、その風当たりが強いのも理解できますが。

そもそも、なろうの良さは玉石混淆な事にあると私は思っています。
私のようなどうしようもない駄作を生み出す方もいる一方で、プロすら顔負けの作品を出す方もいます。
流行り廃りがあり、なろうの王道パターンを厭う方もいると思いますが、まぁ、それは好みの問題なので仕方ないと私は思っています。

文章の拙さや作品の完成度より、読んでいる方が楽しめるかどうかの方がよっぽど重要ですし。
楽しめれば何でもいいのが、なろうの良いところかと私は理解しております。

さて、そんな状況で、埋もれていた私好みの作品を発掘するのはとても楽しい時間でした。
久々に、色々と幅広く読んで大いに刺激も受けた気がします。

そこで、今回の機会に読んだ作品の中でお勧めと思えるものをご紹介です。

無職転生


個人的には、まさに、なろうオブザなろうと言う作品。
過去に一回読み終えているのですが、アニメ化になるということで、改めて読み返してみました。

いやぁ、今見返すと、これ一般受けしないんじゃないの? と思わなくもないですが、私は好きです。
ちょっと主人公の描写がある意味で生々しいので、ここをどう料理するかで評価が分かれるかもしれませんね。
ただ、話の進め方にちょっと強引な部分こそあるものの、間違いなく面白いです。

特にキャラ一人一人の魅力が本当に立っていますし、その関係性の変化がお見事の一言です。
舞台も二転三転して飽きさせない形になっておりますし、なろうの持つ源流をうまく活かしていると私は思います。

アニメ化でどこまで行くのか不明ですが、個人的には楽しみな作品の一つです。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい


なろうでは珍しいSF物です。

書籍化もされているだけあって、かなり文章も洗練され読みやすくテンポも良いです。
少し軽い感じで、時々クスリと来る感じが私としてとても好みだったりします。
私はクドイ文章になりがちなので、こういう文章を書ける方、本当に凄いと思います。尊敬。

話としては、いきなりゲーム世界に放り込まれたパターンで、典型的な成り上がり系なのですが、ネタが豊富で読んでいて先が気になります。
世界観をざっくりと描きつつお話の筋は丁寧に描かれているので、SFアレルギーのある人でも問題ないかと思います。
SFは苦手だけど、ちょっと齧ってみようかなって人にはお勧めです。


最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

 
こちらも、なろう系では定番の最弱から成り上がり系です。

なのですが、この手の作品だと少しこうブイブイ言わせる感じが前面に出て、鼻につくことも多々あります。
しかし、この作品はちょっと趣向が違って、どちらかというとホノボノ可愛い系に振っている印象です。

主人公が健気で可愛いうえに、お供達も皆、一癖も二癖もあってやはり可愛らしく、思わず応援したくなる感じに仕上がってます。
成り上がり系を楽しみたいけど、ほんわかしたい方は、凄くお勧めの作品です。


本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~


今、アニメの第二期が始まっていることもあって、知っている方も多いかと。
女性作家系の特徴的な文章なのですが、とても読みやすく、物語もメリハリがあってとても面白いです。

既に完結しているので、なろうで読み始めると、最後まで一気に読み進めてしまいたくなるので、ある意味危険です。
小説を読んだ後にアニメ版を見ると、想像していたキャラクター像とはまた違った一面が垣間見えて、これはこれで面白いです。

兎に角、主人公のマインが完全に本の事しか考えてない自己中ならぬ本中なので、そこが許容できるかが楽しめるカギとなりそうです。
基本的には、猪突猛進なマインですが、慣れてくるとキャラクターが読めてくるので、先の展開が、ストンと落ちてくるようになります。

アニメ版は、個人的にはOPがとても良いですね。
2曲とも是非、手に入れたいです。

第二部は、神殿編の最初なのですが、この先の物語の基盤となる話になるので、どう描かれるか楽しみです。
まだ見たことのない方は、まずは小説から入ってみてはいかがでしょうか?


ラノベや市販小説系からオススメ

今まで色々なラノベや小説を読んできましたが、その中でもオススメな作家さんの作品を勝手にご紹介です。

河野 裕さん(サクラダリセット・いなくなれ群青)


まずは、こちらの作品をご紹介しないわけにはいかないでしょう。

河野裕さんという作者様が執筆されておられる作品群は、私にとって語らないわけにはいかないです。
この方の作品描写はともかく、綺麗なんですよね。
そして登場人物たちがとても、面倒臭い子達ばかりなのがまた良い(誉め言葉)

何と言うか普通じゃない所から、普通を際立たせてくるという面白い作風を持っていると私は思っています。
更に、伏線の張り方が綺麗で、作品を進めるごとに綺麗にまとまっていく感じが気持ち良いのが特徴です。
サクラダリセットは特にその快感に浸れますし、持って行き方がうまく、気持ちよく最後まで読み進められる作品となっております。

こちらのサイトでもアニメ版について、勝手に記事を書かせて頂いておりますが、小説版の方が心理描写が細かいため、理解しやすいと思います。
もし文字に抵抗が無ければ、是非、小説版を読んで頂きたいです。

どうしても面倒だという方はアニメ版もお勧めしたいのですが、細かいところに伏線やら意味が練りこまれておりますので、集中してみていないと置いて行かれる可能性が高いです。

手前味噌で申し訳ないのですが、もし意味不明になったら、私の暑苦しい記事を参考にしていただければ多少は助けになるかと思います。

ただし、ネタバレ満載なので楽しみたい方は、アニメ版で見た部分までにしておくことを強くお勧めします。
先に結末や先の話の展開を知ってしまうと、凄く勿体ないことになりますので。
「なんだ!? どうしてこうなった!?」
「え? この先どうなるの?」
という気持ちを大事にしながら、最後まで楽しんで欲しいです。

小川 一水さん(天冥の標 等)

密かにずっとファンである小川一水さんの超大作SFです。

私は昔からSF物は好きだったのですけれど、そのきっかけになったのは、この方の作品である「時砂の王」だったりします。


兎に角、世界観の広げ方が本当に綺麗で、しかも、登場人物たちが生き生きと描かれているのが特徴だと私は思っています。
更に良いのは、何かしらのメッセージが常に作品の根底に横たわっていて、メッセージ性が強いのも私の好みなところ。

そんなこの作品、途中まで書籍で追っていたのですが、リアル環境が激変した際に、どうしても持っていけなくて泣く泣く手放したんですよね。
なので最終巻まで到達出来てなかったのですが、電子書籍版を手に入れる機会が巡ってきたとあってチマチマと集めてました。
後で書きますが、U-NEXTのポイントが使えるので月に一冊ずつ、ワクワクしながら進めてます。

そんな本作品ですが、私の場合……

人類とは何なのか?
生命とは?
生きていくということはどういうことなのか?

と言ったことを、SFという小難しい土台に乗せて表現した上に、
ちゃんと破綻することなく風呂敷を畳み切っている、とても稀有で壮大な作品であると感じました。

もうね、最初から謎が謎を呼んで
「え? どうなるの? え? そこ繋がるの? マジで?」
みたいに始終圧倒されます。

物語の醍醐味である、「得た情報が点となり、それが線で繋がって、最終的に一つの形になる」あの圧倒的快感が味わえるわけです。
いやこのボリュームでそれを破綻せずにやるとか、この方本当に凄い。

また面白いことに、と言ったら不謹慎かもしれませんが……
今、世間を騒がせている某ウィルスの問題なんかにも関わる話が根底にあったりして、興味深いです。
救世軍のお話は本当に、今の世間の動きをどこか彷彿させるものですし、作者さんの頭どうなってるのって思ってます(誉め言葉

SFの面白い所は、リアルにありそうでなかったことをシミュレーションして事実として起こった時にどうなるかを見せる所にあるので、よくよく思い返してみれば、私の場合は生活の端々で実は生かされていたりしますね。

色々な角度で楽しめる味わい深い作品です。
間違いなく私の人生を変えた一作であり、名作中の名作です。

もしSFに忌避間のない方は、是非、読んでみて下さい。

鷹見 一幸さん(宇宙軍士官学校 シリーズ)


こちらもまたまたSFです。鷹見一幸さんと言う方が書かれております。私よりも大先輩です。

この方も面白いタイプの作家さんで、SFとラノベの中間を描くことが多くとても個性的な作品を世に出しておられる方です。
前述の小川一水さんと比べると、もう少しライトよりなので読みやすく、その為テンポも速い印象を受けます。

私は「ピクニックは終末に」と言うこの方の読み切りのデビュー作を読んだ時の衝撃が未だに忘れられないです。

それはその後に「時空のクロスロード」シリーズとして、舞台を変え続巻しています。
どれも読みごたえのありながら、ライトノベルっぽさも存分に楽しめる作品に仕上がっていると思います。
調べてみたら丁度2000年頃に出ているらしいですが、その頃私は大学生でした。

三日熱と呼ばれる、謎の伝染病で荒廃した世界の様子は、妙な説得力があり、これは本当に起こりえると実感し薄ら寒い思いを抱いたのは今でもはっきりと思い出せます。
同時に文明の脆さが常にそこにあることを、はっきりと意識できたのはこの作品あってのことでした。

また残念なことに、今、世の中ではやはり似たようなことで、似たような騒ぎ方をして、やはり人の本質ってこんな感じなんだなというある種の想いを再確認しています。

それくらい作者さんが綿密に情報を積み上げ、そして想像し描いた世界だったと言うことでしょう。
ちなみに、少し調べた感じですし、作者さんはこの作品がこのような形で注目されることを快く思っていないように見受けられましたが、私としては警鐘と言う意味でも、そして想像力を更にその先に進めるという意味でも、とても良いきっかけになる良作だと思っています。

私も拙い物語モドキを書いていますが、恐らく、最初に憧れたのはこの方のような小説です。
少し心理描写が強く、ちょっとだけ心情に対して深堀で、さらに何かしらの信念を主人公に語らせる特徴はこの方の影響もあるかと。
今の私はもう少しライトでギャグよりに舵を切っていますが、ある意味で私にとっては永遠に目標でしょう。

長くなりましたが、そんな方が現在執筆中なのが、この宇宙軍士官学校シリーズです。

こちらもバリバリのSFなのですが、こちらは話が分かりやすいです。
ある日、異星人とのコンタクトが始まり、その結果、知的生物共通の敵の存在を知ることになります。
地球人類は未だ未開の地であり、その侵略者たちと戦う術を持ちません。
そこで、異星人たちは、地球人類に技術と知識を与えます。

選ばれた地球人類達は、全く未知のテクノロジーを使い、来るべき敵との戦いに備えるため、訓練を開始するのです。

とまぁ、話の大筋はとてもわかりやすいのですが、面白いのは最初に描かれているのが準備の段階が主であると言うことです。
つまりSFでありながら、成長物語であり、しかも成り上がり系であるのです。
どうしてもSFと言うと、某銀的な影響力からか壮大な物語を想像しがちなのですが、こちらはある意味で舞台はこじんまりしています。
このギャップが非常に面白いですし、その分、心理描写が多くなるため、肩ひじ張らずに楽しめるのがとても良いです。

しかも、大筋ではわかりやすいのですが、知的生命体を保護し高める上位種と呼ばれる存在の胡散臭さや、出てくるテクノロジーがクローンで死にまくって経験上書きしまくりとかぶっ飛んでたりと、中々に斜め上の切り口で驚かされます。
やってることはファンタジーなのに、時々顔を覗かせる「倫理観? 何それ、美味しいの?」と言わんばかりの作風が好き。

とても読みやすくSFとしてもワクワクする描写が多いのでお勧めです。

密かにU-NEXTをお勧めしてみる

私は、U-NEXTという動画サイトにお世話になっております。
事あるごとに、こちらをお勧めすることもあるのですが、実はこのサイトは他の動画サイトに比べると少し癖が強いんですよね。

そしてU-NEXTと言えば、基本は動画配信がベースのサービスなのですが、実は、電子書籍も扱ってます。

ではここでU-NEXTのサービスをざっくりとご紹介しておきますね。

動画配信サービスとして、色々なものがあると思うのですが、U-NEXTはその中でも少しだけ支払い料が高く設定されています。

月額料金は1,990円です。

他の動画配信サービスは、1,000円を切ることも多いので、これだけ見ると凄く割高に見えると思います。

しかし、他の動画配信サービスがどうかはわかりませんが、U-NEXTはアカウントを最大3つ作れたりします。
これがどういうことかというと、家族内でアカウントを分散して使うことを前提にしているということなんです。

3つの端末に同時にアクセスできることになるので、そういう使い方をするならかなりお得です。
そして、これは特色の一つだと思うのですがU-NEXTは取り扱っているジャンルが多岐にわたります。
そういう意味でも使い方によってはコストパフォーマンスに優れているわけです。

ただ、動画は物によってレンタルという形で別途お金がかかるケースもあります。
多くは見放題というジャンルなのですが、特に新作は追加料金が必要になる場合も多いです。
ただ、見放題以外の特別な動画(特に新作が多い)や書籍に使えるポイントが、毎月1200P付いてきます。
このポイントの使い方によっては、さらにお得になると思うのです。

しかし私は基本的にアニメにしか興味がないので、今まで毎月付与されるポイントを使いきれてませんでした。
このポイント制度が曲者でして、最大3600Pまでしか貯められないのです。
何故なら3か月で失効してしまうからなんですね。

映画など時間の短いものは、それでポンポン借りて見られる気軽さはあるのですが、ワンクールもあるようなものですと、場合によっては3600Pを超えてしまい、使えなかったりすることも多かったんです。
あと、結局のところ動画はレンタルという扱いなので、後でまた見たい時に見返すことができないのが、損をした気分になることもあって、動画にはポイントを使えてなかったんですよね。

ですけど、ブックでこちらのポイントが使えるようになってから、その使い道が広がりました。

ブックの場合は買い切りなのでいつでも見返せるという安心感があります。
なので毎月貰ったポイントを使って、普段は買わないけれどちょっと興味のあるシリーズ物の小説などを電子書籍で買いためておいたんですよね。
毎月1200Pですから、1~2冊は購入できます。

いつか、暇なときに一気に読もうと1巻からジワジワと買いためて……そして今、その布石が効いた形になりました。

積んでてよかった! ありがとう、過去の自分!!

そういう訳で、ちゃんと使いこなせばかなりコストパフォーマンスが高いんですよね。
もしU-NEXTに加入してるけど、ポイント使いこなせてないなーって方は、是非、この機会に生かしてみて下さいね。

今回の記事は以上となります。
お読みいただき、ありがとうございました。