皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

前回のじゃぶマイ6以降、花騎士マンをお手に取って頂いた皆様、
本当にありがとうございます。

TeamHKMの一員として、こちらでも改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

という訳で、終わったと思っていたら、もう次のじゃぶマイです。
今回も何とか出させて頂く事が決定いたしました。

そんなこんなで、制作秘話【6】をお届けしたいと思います。

これまでの花騎士マン制作秘話 シリーズ
花騎士マン 制作秘話【1】
花騎士マン 制作秘話【2】
花騎士マン 制作秘話【3】
花騎士マン 制作秘話【4】
花騎士マン 制作秘話【5】

花騎士マン 制作秘話【6】

FKG15
※注意

本作品に登場する人物は、リアルと著しく異なる脚色がされている場合がございます。
また、お話としての性質上、虚実織り交ぜながら作成しておりますので、ご了承ください。

【登場人物】

・泉絽 私の事です。基本的に私の主観で物語を見ていきます。
・りね 花騎士マンの生みの親です!
・すら 泉絽とは古くからの友人であり、シールコレクター界では大物らしい?

花騎士マン 制作秘話【6】


 2018年 10月 某所にて

 じゃぶじゃぶマイドアリ、通称、じゃぶマイ6は無事、幕を閉じた。
 当日は初めての事ばかりで、色々とあったが、りねさんの熟練者たる対応のお陰で、無事乗り切る事が出来た。

 そんなお祭り騒ぎから、早一ヶ月が経とうとしていたが、早くも次のじゃぶマイ7に向けて、準備が着々と進んでいたのである。

 「やっぱり、理想を言えばだけど、ザラザラ感は欲しいよね」
 
 私がそう発言すれば、りねさんも同意するかのように頷いていた。
 ちなみに、余談だが、じゃぶマイの時や今回のりねさんの姿は、私から見ると前の赤い妖精の姿では無かった。
 今は、背丈は私達の胸程で、黄色い髪をした活発な雰囲気を纏った少女の姿だ。少し大きくなったからなのか、以前に比べて表情や仕草で言わんとしている所は理解できるようになった。
 正直、りねさんの姿がコロコロ変わるのが何でなのかは、もう考える事を放棄した。
 とりあえず、意思疎通できるなら姿かたちなんてどうでも良いじゃないという、悟りの境地である。

 しかし、そんな二人の言葉に、目の前のすらさんは、唸るばかりで口を開こうとしなかった。
 シールについて問いかければ、聞いてない事まで何でもマシンガントークでぶち込んでくる、あのすらさんが、今回に限っては、とても歯切れが悪い。

 3人の目の前には、つい先日、発売されたばかりの目標としている大手某シールがあり、更には昔懐かしい弾のシールも並べられていた。

 「あくまで個人的にはだけど、この【ゴースト〇リババ】の感じが好きなんだけどねー」

 とりあえず、すらさんが唸ってばかりいるので、主張だけはしておくことにする。
 私は、この花騎士マンが目標としているビッ〇リマンシールの中でも、特異な印象の残るシールを摘まみ上げ、その感触を楽しんだ。

 このシールは、私がビッ〇リマンシールにハマった時代の中でも、特に異彩を放つものだった。
 金の下地に、でこぼこでザラザラな特徴のある形態は、一度見たら忘れられないだろう。
 でこぼこの間に染み渡らせるような質感の印刷もまた、当時としては斬新であった。
 その設定も相まって、当時、かなり人気を博したシールの一つである。
 
 そんな私の言葉に、漸く重い腰を上げたかのように、すらさんが口を開いた。

 「うーん……それ多分、箔押しに加えて、シルク印刷なんだよね」

 「つまり?」

 「恐ろしく値段が高くなる」

 「おぅ……」

 「具体的には、ピーッ万円を楽勝で越えると思う」

 「ひぃいいい!?」

 その金額を聞いて思わず叫んでしまった。ちなみに、隣りのりねさんもカタカタしている。
 【ゴースト〇リババ】、お前そんなにコストが馬鹿高いシールだったのか……と、そっと机にシールを戻す。
 
 一瞬、静寂に包まれる場を、まるで払拭しようとするかのように、りねさんがあるシール達を指さした。
 それなら、こんな感じのシールだとどう?と言っている様に思える。

 その指先には、先日発売されたばかりの「ビック〇マン伝説11」の天使とお守りキャラと思われるシールがあった。

 一つを手に取ってみると、ザラザラとした何とも不思議な感触が指の先に残る。
 なるほど、これはこれでいいかもしれない。

 りねさんが日頃、Twitterに上げてくれている金の子達の絵を思い浮かべつつ、そんな事を考えていると、やはりすらさんが、唸りつつ口を開いた。

 「これねぇ……どうやっているのか全然、わからないんだよね」

 「おぅ……」

 またも二人で言葉を失う。すらさんが分からないなら、私達、シールの素人に分かる筈もない。

 さて、今、3人で話しているのは、金のシールの背景をどうするかである。
 
 第一弾は虹の子達だったので、キラで行こうというのはすんなり決まった。
 また、その工程自体は、そんなに難しい物で無かったので、トントン拍子で事は運んだのだ。

 そして次の第二弾は、金の子達を出そうと言う事で、以前から話はまとまっていた。
 まとまっていたのだが、そこで背景をどうするかと言う事で、躓いてしまったのだ。

 単純に金単色の背景にする事も検討されたのだが……それでは面白みが無いという事で満場一致で却下された。
 
 折角作るなら、シールコレクターにも納得してもらえるレベルの物を作りたいと言うのは共通認識であったし。
 だが、どうしたらそのレベルの物になるか、と言う事を考えると、りねさんの絵が素晴らしいのは良いとして、もう一工夫欲しいよねと言う話になったのである。

 そうなると背景に一工夫、加えるのが一番近道かと思ったのだが……。

 「やっぱりコストの問題が大きいねぇ」

 すらさんが溜息を吐きつつ言葉にしたこれが全てである。

 キラと呼ばれるプリズム素材と違って、金素材はそもそも種類が限られているらしい。
 その為、金背景の見栄えをよくするには、そこにひと手間加工をしなくてはならないのだが、その加工にかかる費用が、どの手法にせよ、恐ろしい金額となるのだ。

 「とりあえず、ザラザラ感を出す方向で、独自性を模索するのは決定でいいかな?」

 だが、そうは言っても素のままの金背景で出すのは何か負けた気がする訳で。
 とりあえず、この時はそんな私の言葉で、方針が決定したのであった。

 2018年 年末 某喫茶店

 久し振りに会ったすらさんは、何故か浮かない顔をしていた。
 どうも、色々と忙しいらしいが、そのせいだろうか?
 そんな私の心を読んだかのように、彼はボソリとつぶやく。

 「決まらないのよ」

 「何が?」

 「背景のザラザラ感を出す方法……」
 
 「あぁ……」

 さもありなんという状況であった。
 あれから2ヶ月。

 すらさんは、仕事の合間を縫って、伝手を辿り、多くの方々から意見を募り、精査してくれていた。
 しかし、2ヶ月経った今現在、その方法に目処が立たないというのが現実であった。

 「うーむ、このままだと、次回は見送りも視野に入れないと駄目かな」

 実はりねさんが、凄い頑張って絵をコンスタントに上げてくれているのだが……妥協して納得の行かないものを出すよりは、一回見送るのもありかもしれないという空気が、この時、すらさんと私の間に流れ始めていた。

 「けど、りねさん、頑張ってくれてるんだよなぁ」
 
 しかし正直、自分としては最後まで諦めたくなくて、そんな言葉を口にする。
 あれだけ頑張ってくれているりねさんの想いを無駄にしたくないということも、またあった。
 勿論、描いた絵は無駄にはならない。次回に回せばいいからだ。
 
 だが、一応、スケジュールを組んで、今年中の目標も決めて描いてくれている状態なのだ。
 そのスケジュールを超えるスピードで、延々と作品を出し続けてくれているその頑張りには何とか報いたいというのが、二人の共通の思いであった。

 かと言って、実は駄目そうですとか、この状況で言うわけにも行かない現実がある。
 駄目かもしれないけど行けるかもしれないから、描き続けてね(はーと)とか、絶対に言えない。
 私がりねさんだったら、普通にブチ切れるだろうし。

 「そうなんだよねぇ」

 それはすらさんも同じようで、重々しく口を開き、二人してため息を吐く。

 「まぁ、どうしても駄目な時は、早めにごめんなさいしよう」

 「そうだね」

 またも溜息をつく二人。

 「ただ……」

 そんな中、すらさんが何か思い出したように、顔を上げて口を開く。

 「ただ?」

 「もう一つだけあてがあるから、今週中にちょっと会ってくるよ」

 「そうか、すまんけど頼むね」

 「うむ。これで駄目だったらごめんなさいだね」

 「そうならないように、祈ってるわ」

 二人して乾いた笑いを浮かべ、その時は別れた。
 
 そんな絶望的な会話をした数日後……

 夕暮れ頃だったろうか? スマホの通知音が鳴った。
 見ると、すらさんからTemHKMに向けてのメッセージだった。

 『りねさん、今回の金でーたいただけたいです。ためしずりしてもらえるらしいので』

 ?????????
 彼は悪いものでも食べたのだろうか?

 いつもにもまして酷い誤字な上に、読みづらく内容が意味不明である。
 そうして少し冷静になって改めてメッセージを読んで、その状況をようやく理解した。

 そう言えば、すらさん、今日は印刷会社の人と会うって言っていたな。
 なるほど、これはもしかして、行けると判断できる何かが起こったのだろう。

 私はすぐさま、このメッセージに対する返信を入れた。
 これでは何が起こったのか、何が欲しいのか全く分からない。
 データーとは何のデーターか。データーの形式は、期限は何時までか。
 そう言った抜けている情報を補てんして、再度、りねさんが分かる情報へと仕上げる。

 こういう時は、スピード感が大事だ。

 仕事でもなんでもそうだが、良いテンポやタイミングと言う物が存在する事がある。
 その中で、今回はテンポが速い物であり、ここじゃないと駄目だと、私は直感的に見抜いていた。

 そうして、幸運な事に、りねさんもこのメッセージを見て、すぐさま動いてくれた。
 この間、僅か30分の出来事である。

 この30分で、花騎士マンの第二弾を出す目処が立った。
 それは、本当に偶然が偶然を呼び、か細い糸が繋がった瞬間だったのであった。

 (続く かもしれない)
 

花騎士マン最新情報

という訳で、花騎士マンの制作秘話をお届けいたしました。
舞台裏の様子は如何だったでしょうか?

実は今だから笑って話せますが、ポシャリかけてました(ぉ

いや、本当に厳しい状況でした。はい。
もう、これでダメなら、りねさんにお伺いを立てて、グレードを大幅にダウンした物にするか、
今回のじゃぶマイをスルーするかの二択になる所でした。

そもそも、この印刷方法をどうやって確立するかで悩んだところに、コストの問題です。
正直、金に糸目を付けなければ、凄いモノができるのですが、流石にあれは無理です。

逆に、コストを下げると、すんごいチープな物になります。
実際に、この話の後、試し刷りが来たのですが、そちらの方は、私達の期待を下回る出来でした。
ですが、やっぱり本印刷は全くの別物でしたよ。これは凄い。

その中で、りねさんもすらさんも、最後まで諦めずまた、手を抜かず動き続けてくれていたので、結果としては最上級の物が出来上がったと思います。

新作はじゃぶマイ7にて頒布予定

そんな訳でして、次回のじゃぶマイ7にて……

・花騎士マンシール(第一弾)【再】 各500円 10種
・花騎士マンシール(第二弾) 各500円 15種
・花騎士マンコレクションファイル(リフィル入り) 2500円

を、頒布予定です。

ちなみに、新作である第二弾を全てとコレクションファイルをお迎えだと諭吉さん一枚となります。

特にコレクションファイルは、数量限定で再販予定は今のところありません
シールに関しては、お時間を頂ければ、重版可能なのですが、
ファイルだけはコストの関係で同じお値段での頒布は、かなり厳しいのが実情です。

また会場に来られない方の為に、全てのグッズは通販でも取り扱い予定です。
ただ、用意の関係で少しお時間がかかってしまう事は、ご了承くださいませ。

さて、今回参加する「じゃぶマイ7」の情報は以下の通りです。

フラワーナイトガールオンリー同人即売会 じゃぶじゃぶマイドアリ!7

※以下公式からの引用です

< 次回開催 「 じゃぶじゃぶマイドアリ!7 」 >
開催日時  2019年3月21日(木・祝日) 

開催時間  12:00~15:30 (予定)
開催場所  東京都 大田区産業プラザPIO 大展示場 
開催内容  DMMゲームズ「フラワーナイトガールオンリー同人誌即売会」
募集SP数  150SP
コスプレ  事前登録制

■当イベントはアマチュア自費出版による同人誌即売会です。
 一切、ゲームメーカとは関係ありません。
またイベントについて、会場や公式ゲームメーカへのお問い合わせはご遠慮ください。


< 参加案内を熟読の上、ご参加下さいます様お願いいたします。 >

会場へのアクセス

会場での配置は、こちらになります。

※以下公式からの引用です
2019y03m10d_112920079
B15、16 Team HKM

皆さんのご来場を心よりお待ち申し上げております!

じゃぶマイ初参加の団長さんへ

以前の記事でもご紹介しましたが、今回参加しようかなと思っている団長さんに向けて、
改めまして、注意事項とかを私なりに書いておきたいと思います。

・同人活動は権利者様のご厚意により成り立っている事をお忘れなく

会場での常識はずれな行動は、サークルの方だけでなく同人界全体に関わります。
ルールを守って、楽しく参加致しましょう。

・スムーズな交流の為、ネームプレートと名刺はあると良い

ツイッター等のSNS上で交流のある方は、リアルで初めて会う際に
ネームプレートと、挨拶用の名刺があると挨拶のハードルがグッと下がります。
もし、一般参加される方がいましたら、是非、用意して見て下さいね。

絵心の無い方は、ツイッターのアイコン等を流用して、名刺を作ると良いです。
それを100均のネームプレートにでも入れて胸に飾っておけば手軽ですよ。
 
・入場の順番はリアルガチャ制 

他のイベントは分からないのですけど、じゃぶマイに関しては、基本的に入場はリアルガチャ制です。
どんなに早く会場に来ても、渡される整理券番号がランダムなので、早く入場できるかは運です。

もしどうしても欲しいグッズがあったとしても、早く並んで入れる保証は有りませんので、
それだけは自分の運命力を信じつつ、楽しんで下さいね。

また、12時半~13時位で、一般開放されます。
もし様子や雰囲気だけ知りたいという方は、その時間にフラっといらっしゃると良いかと思います。

※3月20日追記
今更気がついてしまったのですが、今回のじゃぶマイ7は、開始時間がいつもより遅いです。
12時からの開会になるので、13時30分位まで一般開放がずれ込むかもしれません。

いつもと少し勝手が違いますので、情報を確認して楽しく参加して下さいね。

・公式絵師さんも多数参加するのがお花の同人

先程も書きましたが、普通の同人ではこういう事はあまり無いそうです。
何故なら権利者様と版権の関係で、公式絵師さんがその作品の絵を描くのは難しいからです。
ですが、お花の土壌は凄く例外的でして、公式絵師さんが同人活動に多数参加します。

そんな素敵な土壌なので、皆さんの力で盛り上げつつ、節度を持って楽しんで行ければ嬉しいです。

今回の記事は以上になります。
お読み頂き、ありがとうございました。

FLOWER KNIGHT GIRL オンラインゲーム 
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